鋳造物語
聖德大王神鐘(エミーレ鐘, 国宝第29号)
製作のスタート | 737年(統一新羅) | 製作期間 | 34年 | 完成 | 771年 |
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重さ | 18.9ton | 材質 | 青銅 | 工法 | 鋳造 |
高さ | 365.8cm | 主なる成分 | Cu:85~87% | Sn:12~14% |
新羅の景徳王が父である聖德王の功徳を広く知らせるために鐘を造ろうとしたができず、恵恭王が771年に完成し‘聖德大王神鐘’だと名づけた。この鐘は最初に奉徳寺に設置されたので、'奉徳寺鐘'と言ったり 鋳造の際赤ん坊を入れたとの伝説により赤ん坊の泣き声から 'エミーレ鐘'とも言う。
鐘の先端には音の響きの為の“音筒”が付いてる。これは韓国のみの独特な構造である。鐘を設置する際使用された輪は竜の形にて作られてる。
< 竜輪と音筒 >
蝋を通じた一種のロストワクッス方法だと推測される。竜の腰部分が約19Ton以上の荷重を保つように設計されてる。
< 聖德大王神鐘の写真(朝鮮時代) >
梵鐘の鋳造推測図
< 梵鐘の鋳造推測図 >
名称 | 化学組成(Wt%) | |||||||||
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Cu | Sn | Pb | Zn | S | Fe | Ni | ||||
奉徳寺鐘 | 上部 | 84.39 | 11.21 | 0.23 | 0.009 | 0.22 | 0.64 | 0.07 | ||
中部 | 78.56 | 15.51 | 0.45 | 0.009 | 0.22 | 0.30 | 0.07 | |||
下部 | 83.13 | 12.98 | 0.14 | 0.016 | 0.22 | 0.61 | 0.08 | |||
JIS | CAC 503B |
84~88 | 12~15 | <0.3 | <0.3 | <0.2 | <1.0 |
価額組成を見ると現代の材質と似てる。
成分分析機がなかった時代にこれ位の成分組成をどのような方法で調整したのか、改めて驚く部分である。
モルド製作技法(推測)
Sweep pattern
内·外形の回転模型 (Sweeping Mold)
(A)外形用の模型(Outer Mold) (B) 内形用の模型(Inner Mold)
(C) 造形された Inner Mold (Core) (D) 造形された Outer Mold
(A)外形用の模型(Outer Mold)
(B) 内形用の模型(Inner Mold)
(C) 造形された Inner Mold (Core)
(D) 造形された Outer Mold